日本ベッドマットレスの特徴
寝心地の主役はマットレス。マットレスの主役はコイル。
マットレスの寝心地は、コイルの特徴やその使われ方によって、大きく、そして、微妙に変わるものです。
日本ベッドのマットレスは、コイルの質・大きさ・数・配列などの違いから、2つのシリーズに分けられています。
絹のようにきめ細かく体を支える「シルキー」。ほどよい硬さでしっかり体を支える「ビーズ」。
シルキーポケットマットレスには7タイプ、ビーズポケットマットレスには4タイプあり、
体格や姿勢、感触や仕上がりの好みに合わせて選ぶことができます。
ポケットコイルマットレスへのこだわり
ひとつひとつ独立したスプリング、ポケットコイルを高密度に組み入れたマットレス。
それが、上質な眠りのために出した答えです。適度に体圧を分散し、過度な寝返りを抑えることで、エネルギーの消耗を防ぎます。
振動が全体に伝わりにくいため、安眠を妨げる心配もありません。そして、細部に宿る寝心地へのこだわりは、日本ベッドならでは。
経験と技術力から生まれたカタチです。
日本ベッドマットレスの4つのポイント
フレックスアセンブリ
「体で感じることが、本当のこと。」
マットレスの製造上、コイル同士を側面で接着することは簡単です。
しかし、それではコイルの動きを生かしきれない。
そこで手間はかかるけれど、ポケットの上面だけでコイルをつなぎ、それぞれが自由に動くようにしました。
この方法で、マットレスは体を均等に受け止められるようになりました。
表面の詰め物もあえて薄くし、繊細な動きがきちんと伝わるように。
日本ベッドのマットレスは、ごまかしのない、正直なマットレスです。
ロールガード
「この曲線は、やさしさです。」
周りを歩いたり、ベッドメイクをしたり、上でくつろいだり。
ベッドに接するのは睡眠時だけではありません。
ホテル納入の経験から、マットレスのその部分が傷みやすいと知っていた日本ベッドは、エッジのワイヤーをウレタンで包み込む工夫をしました。
他メーカーには見られないこの独特な方法は、マットレスの感触の違いを生み出しています。
このサイドの曲線によって、体への当たりはやわらかく、マットレスの傷みも少なくなりました。
端正な仕立て
「真っ直ぐで、ありたい。」
たくさんのコイルを入れて表面を張るベッドは、手を抜くとマットレスのふちが波打ってしまいます。
妥協を許さない日本ベッドの技術者たちは、「テープエッジ」と呼ばれるこの部分にもこだわり、側面に巻くボーダーやパネルの部分寸法を厳しくチェックし、真っ直ぐにキープさせています。
シーツで隠れてしまっても、その下で日本ベッドのマットレスは、美しいプロポーションであり続けます。
千鳥組み
「整列させない理由があります。」
マットレスにはどこまでもまじめな日本ベッドですが、コイルはきちんと整列していません。
日本ベッドの主なマットレスは、コイルがハニカムのように交互に並ぶ「千鳥組み」と呼ばれるもの。
なぜなら、いつでも複雑な人間の動きに、きめこまかく、しなやかに対応するために、これがベストだと考えたからです。
自然の法則にも近い並びは、人間が無意識にもとめる心地よさのための理想的な仕組みなのです。